MXGP タイラウンドを観戦しに行ってきた その3 ~決勝レース編~

こんにちは!

MXGPタイラウンド観戦記その3です!
 
 
前回の投稿からもう1か月ほど経ってしまいました。
水物だと思われる話題ですが、
自分の備忘録も兼ねて、更新したいと思います。
 
今回の決勝レース MXGPクラスのヒート1では
 

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ゼッケン461 Romain Febvre(フェーブル)
 

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 ゼッケン222 Antonio Cairoli(カイローリ)

 

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ゼッケン243 Tim Gajser(ガイザー)
 
の3人による、終盤まで競り合いの
し烈なトップ争いが繰り広げられました。
 
※MXGPでは決勝レースがそれぞれヒート1、2と分けて
1クラスにつき1日2回レースが行われます。
ちなみに全日本モトクロスも同様、1クラスにつき1日2回レースを見ることが出来ます。
(全日本モトクロス:レディース、ジュニア、チャイルドクラスは除く)
 
その3選手の名前しか知らない、ましてやゼッケンすらうろ覚えな私でも、
(予習不足><)
もうそれはそれは、鳥肌が立つほどのハイレベルな戦いでありました。
 
 
観戦ポイント探し
 
せっかくタイまで来たんだから出来るだけレースを近くで見たい!!!
 
かなり気合いを入れて見に行ったので、
土曜日にコースを観客席側から下見して、
見どころポイントを探しました。
(気合い入れて行ったんなら、ゼッケン全部覚えろよというご意見はごもっともです…ごめんなさい)
 
観客席はコース全体の周りを取り囲むように出来ています。
スタートから1コーナーは、コースの内側にあるため観客は近くで見れません。
 
ということで決勝レースは、1コーナーの立ち上がりから
2コーナーにバイクが進入してくる所が見える、2コーナーの外側から見ることにしました。
 
ちなみに、これに対して私は少し怒っていました。
1コーナーの正面飛び込みが近くで見れないってどういうことよ!
それが見れたら、すごく良かったんですけどね。
ちょいおこでした。
 

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2コーナー外側からの眺め
右のヤマハの広告がある所が1コーナーの出口。
手前が2コーナー、写真では見えないし、実際広告の壁で見えないですが左側が3コーナー。
その後のモンスターエナジーのジャンプも見れます。
 
同じことを思っている人が多かったのか、それとも偶然か、
その2コーナー外側には、欧米から来たマニアックなファンたちが集っていました。
 
2コーナー外側はパドックエリアにあたり、パドックパスを持っている人しか入れないので、
レース開始30分前ぐらいに行けば最前列を取ることも可能です。
 
もちろん、早めに行って最前列ゲットしました!
 
他のコーナーは、コースを取り囲む広告の壁のせいで
観客側から見える範囲が少なかったんです。むむむ…
 
パドック:選手たちが待機、バイクが整備されていたりするテントが集まっている場所。
選手との距離が近く、バイクも近くで見れるので、ファンには垂涎ものの場所なのです。
パドックパスというチケットを別で買うと、パドックに入ることが出来ます。
 
ちなみに。
MXGPタイラウンドでは、タイのレースながら
パドックエリアにいたのは欧米人がほとんどでした。
 
パドックへは500バーツ(約1500円)で入れるのですが、
やっぱりその値段の壁は大きいのでしょうか…
それとも、MXGPのライダーやバイクにそこまで関心がないのでしょうか…
※ちなみに観戦チケットは3日間で1800バーツ(約5500円)
 
マレーシアで行われたモトクロスアジア選手権を観に行った時も、
観戦エリアに居たのはモトクロスファン!というより、
「週末あそこでバイクのレースあるらしいけど暇だから行く?」
という感じで来たような家族連れや男性たちが多い印象でした。
やっぱり、東南アジアではまだまだ娯楽としてのバイクレース人気がそこまでないのかなあ。
 
 
決勝レース
 
そんなこんなで、決勝レース!
 
レースが始まる前から、周りにいる観客と盛り上がっていました。
やっぱり日本人っぽい、背が小さく若い女子が、一人で最前列に構えているのは相当目立つらしいです。
 
メインスポンサーであるモンスターエナジーレースクイーン
モンエナガールが、スタートまで何秒前というボードを出しているのを目の前で見て、
「なんだか海外GPに来た感じだわーーー!」
と心の中でテンションが上がっていました。
 
モンエナガールめっちゃ綺麗。美しい。
こっちは私と違う意味で、めっちゃ目立つ。
 

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遠すぎた(´;ω;`)

 

モンエナガールがボードを出し終えた後、
22台のモトクロスバイクのエギソーストノートが聞こえ、一斉にスタート!
 
※エギソーストノート:マフラーから出る排気音のこと、で合ってますかね…?
 
1コーナーをトップで出てきたのは!
 
なんと、日本人で唯一フル参戦している、山本ケイ選手!
 

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スマホ片手に動画を撮りながら、目線は1コーナーに向けていたんですが
山本選手がトップで来たのを見て、一人で叫びまくっていました。(笑)
非常にうるさい動画となっているので、ここに載せるのは割愛させていただきますが
あのスタートは本当に興奮しました!!!
 
興奮冷めやらぬまま、1周目が終了。
 
私の後ろでドイツ人選手を応援していたドイツ人が
「僕の応援してる選手、いきなりリタイアしちゃったよ…わざわざドイツから来たのに…」
って、すっごい落ち込みながら話しかけてきたので
「…ドンマイです」と答えておきました。
あの悲しそうな顔は忘れられません。
スタート前は大きなドイツ国旗を誇らしげに掲げていたのに…つらい。
 

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そこから35分+2周のレース。
全日本モトクロスは30分+1周のレースなのですが、
一見少ししか変わらないように見える、この差がすごくつらいんだとか。
 

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 この3人の争いが見ものでした。

 

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しかも、この日は鈴鹿8耐を彷彿させるような、
ジリジリとした暑さ!!真夏です!!
 

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観戦している私も、危うく熱中症になるところでした。
水分補給、塩分、大事。
 
レースチェッカーを受けてすぐ、選手はバケツの水を
チームスタッフにかけてもらっていました。
 

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モトクロスの世界選手権を初めて現地観戦してみて感じたこと
 
本当に、とにかく、ジャンプがかっこいいんです!
単純ですけど!
 

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アップで撮っても、モンスターエナジーの広告をバックに見ても、かっこいい。

リアタイヤを左右どちらかに振ってジャンプを飛ぶライダーが多いので、見た目に迫力があります。

 

一番フォトジェニックなジャンプを飛んでたと思うのはガイザー選手。

かっこよかったあ~。

 

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そして、世界選手権は全体通してスピードが全然違いました。

めちゃめちゃ速い。

 

コーナーの立ち上がりから次のコーナーへ差し掛かるまでの時間が短く感じるんですよね。

 

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この、コーナーリングに無駄がない感じ!
カメラマンの腕が悪いので上手く伝わらないのが残念なんですが、
コーナーの進入に向けてブレーキをかける、曲がる、そこからアクセルをあける、
この動作が非常にスムーズで、ひたすらすごい!すごい!の連発。
 

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フープス(小さなコブが連なったセクション)も

ぽんぽんぽんぽーん!って、
ほぼリアタイヤだけで駆け抜けていくんですよ。
 

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この写真じゃ伝わらないですね。精進します…。

 

写真のように、おしりはシートから浮いたままの状態。
一見豪快にバイクを操っているように見えるのですが、
上半身が全然ブレない!なにこれ!体幹!
 
終始感動しまくりの初現地観戦でした。
 
さて、印象に残っていることをつらつらと書いてみましたが
このブログはバイクに乗ったことのない素人の意見なので、
間違っている所もあるだろうし賛否両論あるかと思います。
 
でも、とにかく、なんか分からんけどすごい!!
ずっと外側の柵に食らいつくようにしてレース観戦。
 
決勝レースは写真を撮るのも惜しむようにして、
自分の目に焼き付けていました。
 

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いやあ、行って良かった。
 
この一言に尽きます。
 
最終回となる、次回、その4では
MX2クラスの走行写真や会場の写真をちょこちょこと。