東南アジア ブルネイでモトクロスレースを観戦してみた
モトクロスレースを見てきました!!!
その名も、Brunei Motocross Challenge!
テンション上がりますね~
「ブルネイでモトクロスのレースを観る」
これ、ブルネイ留学でしたかったことのひとつなんです。
でもまさか、実際にブルネイで
モトクロスレースが観れるだなんて夢にも思っていませんでした。
というのも、この国は車移動が主流のために
街でバイクがほとんど走っていません。
唯一見るのは、ファストフード店、ピザ屋の宅配バイクぐらい。
(詳しくはこちら→マレーシアへモトクロス アジア選手権を観に行ってみた ~ブルネイのバイク事情とマレーシアへ行くまで編~ - モトクロス観戦初心者が覚えたことを書いていくだけのブログ)
そんなブルネイで私はモトクロスレースを観る、
それが無理なら、せめてモトクロスコースへ足を運びたかったんです。
が、インターネットでいくら探しても有力な情報は得られず…。
そんな中、ある日こちらの大学で知り合った現地の友だちから
写真付きでメッセージが来ました。
「しみちゃん!ブルネイでモトクロスレース アルヨ!」
!?!?
なんと!!!
日頃から、あちこちでバイクレースが好きだと言いまくっていた甲斐がありました。
自分から積極的に発信していると、たとえ興味がなくても
自然とその人のアンテナにひっかかるんですね。
発信し続けることって大事!
その友人は大学から自宅までの自動車専用道路を走っている途中、
道路際にあったこの広告を見つけたそうです。
みんな時速100~150kmぐらい出す中で、よく見つけられたなあと驚き。
ということで!もちろん行くしかないでしょ!
この掲示板広告によると、日時は10月10、11日の土日で、
両日とも15時からレーススタート。
写真家でいつもお世話になっているハンさんが
2日とも連れていってくれることになりました。
モトクロスアジア選手権から約2か月。
久しぶりのモトクロス観戦に、レース前日は遠足前の子どものようでした。
そして土曜日の15時に!行ってきました!
Oh...Nobody...「誰もいない」
(一緒に行った彼は確かにそう言いました)
練習走行らしきライダーが2人。
しかも片方は、Tシャツにジーパン姿、ゴーグルなしでバイクに乗っています。
表彰台は絶賛建設中。
完全に今日レースがある雰囲気ではありませんでした。
すっごいテンション上げていったのに…。
現地の人の話によると、
「レースは明日、日曜日の朝9時からだ。
あの掲示板広告に書いてあることは違う。」
掲示板広告に書いてあることと違う、そんなことありますか。
時間変わるなら書き直してほしい。
そして改めて"Brunei motocross"でGoogle検索してみたら、
今までなかったページを発見。
「レースは11日(日)午前9時からです」
この記事は10日の朝6時に投稿されていました。
これは気づけないわ…。
残念すぎると2人で文句を言いながら、
コースから車で5分ほど走ったところにあるカフェへ。
目の前に広がるTutong riverには野生のワニがいました。
野生のワニを見るなんて人生初だったので
結局その日は満足して帰りました。(単純)
ということで気を取り直して日曜日!
朝6時起きで行ってきました!
Brunei Motocross Challenge!!!
この日はハンさんに加えて、
ブルネイのプロ写真家のお二人も合流。
(このお二人も前日コースへ行って失望してカフェへ行ってワニを見ました)
今回レースがあるコースは、首都バンダルスリブガワンから
車で30分ほど走らせたところにあるテュトン(Tutong)という田舎町にあります。
周りは森ですが、ブルネイの端と端を繋ぐ大きな道路沿いにコースがあって、
アクセスはかなりいい方だと思います。
ブルネイの名阪スポーツランドですね。
交通整備(されてないけど)の警察が来ていたり、
出店も出ていて結構賑わっています!
バケツみたいなのに入っているのは色んな味のジュースです。
ブルネイではポピュラー。
ココナッツやらバラのジュースやらがあって、
350mlぐらいのコップ1杯で90円ほど。
事前情報によると、ブルネイのみならず
マレーシア、インドネシア、フィリピン、
ニュージーランド、オーストラリアからもライダーが参戦するとか!
結構国際的じゃないですか?
パドックはテントが5つほど。
アジア選手権の時のように、国ごとに場所が区切られているわけではなく、
おのおのが好きなように好きなところで待機している感じ。
整備の道具はどこにも見られなくて、
唯一整備していた人たちはタバコを吸いながら整備していました。
危なくないの?
コースは小さめ、大きいジャンプが見られるのは1か所だけです。
そして午前9時!
レーススタート!しません!
これは割と予想できていました。
だってここはブルネイ。
9時にスタートと設定されているのなら、
10時スタートと考えるぐらいがちょうどいい。
むしろ9時すぎからブリーフィングしてました。
(注意事項などをお知らせする朝の集まり)
まだかなまだかなーと待っていると、
ぞろぞろとスターティンググリッドにバイクが並び始めます。
足台がタイヤ。
ブルネイはFIMAsia(アジアのモータースポーツをまとめる組織)には所属しておらず、
そのせいか独自のルールでレースを開催している印象を受けました。
まずひとつ。
ウォームアップなしでスタート。
スタート直前にエンジンかけて、そのままスタート。
レース前に、コース一周しません。
そして。
一人スタート出来なかったらそのたびにスタートやり直し。
これ、連続3回とかありました。
また、スタートしてから集中しすぎて気づかないライダーがいたりするので、
すでに2周周回してる人がいるのにスタートやり直し、という場面もありました。
初っ端からカルチャーショック受けまくりです!
クラスは5クラス、午前午後で1レースずつあって、
1クラスあたり一日2レースします。
一番上のクラスは結構速い人がいました!
日本でいうNAぐらいかな。
1人だけでしたが、女性ライダーもいました!
レースでは、あちこちでバトルが見られました!
期待度は正直低かったんですが、
装備も思っていたよりちゃんとしたものだったし、
(新作のSHIFTのウエアを着ているライダーもいました!)
レースとしても見ごたえがあって、おもしろかった!!
ただ、コーステープの中に入って観戦している人がいたり、
コースにバイクがまだいるのにも関わらず観客がコースを横切ったりと、
いつ事故が起こってもおかしくない状況にひやひやする場面もありました。
それでも!
これからどうなるのか楽しみ!
国内ではモトクロスレースが年1回しか開催されないというのが残念です。
余談ですが、ブルネイに来てから食べる量が半端なかった私、
レース見終わってからというもの、ちょっと食欲落ちました。
たぶん気の持ちようだと思うんですけど!笑
熱中できるものがある環境って幸せなんですね!満たされました!
ということで、留学期間にレースを見に行くシリーズ
次戦は2週間後、MotoGP(ロードレースの世界選手権) in マレーシアです!
学生の頃から、海外でMotoGPを見るのが夢でした。
欲を言えば、本場ヨーロッパで見たかったんですが、
今二輪業界がアツいアジアでロードレースを見るのも
やりたいことのひとつだったので、すごくすごーく楽しみです!
またブログ書きますね。
ではまた!
モトクロス初観戦からもうすぐ1年!
こんにちは!
今日はいつもとちょっと違ったブログ。
どうか、お付き合いくださいませ。
私事ですが…去年(2014年)の今頃に
初めて全日本モトクロスを観てから、もうすぐ1年になります!
奈良県にある名阪スポーツランドへ観に行きました。
ライダーは現在IA2クラスで活躍されている
能塚智寛選手(ちーくん)ぐらいしか知らなかった私。
なにせ初モトクロス観戦なもので右も左も分からず…
当時ちーくんが所属していたモトボーイのパドックに何度も行ったり、
モトクロ男子アプリで見たことある人と、とりあえず写真を撮ってもらったりしていました。
その時のレースレポートブログを久しぶりに見返したら、
なんだか初々しくって懐かしい!
どんだけちーくん好きやねんって感じでした。
(モトクロス初観戦!初名阪! - モトクロス観戦初心者が覚えたことを書いていくだけのブログ)
それまでも、バイクレースは大好きで、
MotoGP(サーキットを走るロードレースの世界選手権)は
課金してライブタイミングを見ながら
テレビでそのレースを見るのが当たり前な、ちょっと変わった女子大生でした。
が、普段やりたいことが見つからない学生でもありました!
自分が入りたいサークルを一生懸命探しても見つからず、
学生団体みたいなものの説明会に行ってみたり、
ボランティア活動をしてみたり、いろんなバイトに挑戦してみたり…。
そんな感じで、なんとか大学生活を充実させようと動き回っていたところ
ひょんなきっかけからモトクロスに出会うことが出来ました!!
名阪で見たモトクロスがあまりに楽しく衝撃的で、居ても立っても居られなくなり、
その5日後には次戦広島県のグリーンパーク弘楽園行きを決定。(※初一人旅)
スマホでバイクが走っている写真を撮ると
バイクが小さくてよく見えないという理由から一眼レフを購入。
そのままの勢いで宮城県のスポーツランド菅生まで遠征。(※修学旅行以来の飛行機)
そんなこんなで、あっという間に貯金なくなる。
関西から弘楽園まで公共交通機関で行ったことをブログに書いたことで
ありがたいことに皆さんに知ってもらえて、
モトクロスだけでなく、エンデューロ、FMX、トライアルなどを見に行ったりもするようになりました。
全国各地に性別年齢問わず知り合いが増えました。
熱中できるものを見つけられました。
去年の全日本モトクロス名阪が私にとってのターニングポイントです!
この一年間で、私の休日の過ごし方、バイト代の使い道がまるっきり変わってしまいました。
あれから一年後にはマレーシアまでモトクロスを見に行くことになるなんて。
でもでも!
モトクロスって、それぐらい私を惹きつけるものです。
バイクを操って、時にはぶつかり合いながらレースをします。
ひとりひとり走行ラインが違うし、走り方も違う。
コーナーを曲がる時の減速加速の音、コーナリングのバイクの動き。
ずっと同じ地点で見ていても毎回バイクの動きが違います。
だからおもしろいし飽きない。
メーカーによってエンジン音も違うし、この音が好きだなあとか。
そして、ジャンプも迫力満点!!
ぴょーんと高く飛ぶジャンプ、
ジャンプの山ぎりぎりを寝かして飛ぶ低いジャンプ、
いろんなジャンプがあります。
豪快に飛ぶ選手もいれば、綺麗に飛ぶ選手もいます。
そして、そのレース場でいろんな人と話をするのも楽しみのひとつです。
うーん、モトクロスの魅力、私の力では上手く言葉に出来ませんが…
とにかく、一人でも多くの人に一度だけでも
モトクロス、バイクレースを観てほしいなと思います。
写真、テレビや動画ではなく、レース会場で。
直近は、9月12、13日に奈良県の名阪スポーツランドで行われる全日本モトクロス選手権。
名阪国道沿いにレース会場があるので、
関西圏から、名古屋方面からも行きやすいですよ!
(MFJ Online Magazine:観戦情報(モトクロス))
私は今海外にいて、来年の6月ぐらいまで日本に帰ることが出来ません。
途中帰国するつもりもありません。
でも、今すぐ日本へ帰って観に行きたいぐらいバイクレースが恋しいです。
是非、会場へ足を運んで、私の分まで楽しんできてください!
(ちょっと宣伝です。笑)
さてさて、ずっとこのブログを読んでくださっている方はお気づきかもしれませんが、
この一年でいろんな所に観戦しに行ったこともあって、
「モトクロス観戦初心者が覚えたことを書いていくだけのブログ」
のブログタイトルにもあるような、"観戦初心者"目線で書くことが出来なくなりつつあります。
以前のように、レースを見てすぐ、あれも伝えたいこれも伝えたい!と
新鮮な気持ちで書くことが今は難しくなってきていて、
皆さんの期待に応えられない為、ブログをやめようかどうしようかと悩みました。
でも、とりあえずは続けることにしました。
ただ前よりは更新頻度は低くなると思います。
(あ、これなんか聞いたことありますね)
自分で言うのもなんですが、もう観戦初心者ではないし、
きっと私にはもう、その目線を求める人たちの期待には応えられないでしょう。
以前のように、たくさんの人に見てもらうことが出来ないかもしれません。
ブログタイトルは変えませんが
おそらく少しずつ違った目線のブログになっていきます。
それでも細々と続けていこうと思っているので、変わらず見てくださると嬉しいです!
どうかこれからもよろしくお願いいたします。
最後に。
「そんなにバイクレースが好きなのに、なんでバイクに乗らないのか」
という質問をたくさん受けるのでここで答えたいと思います。
A. バイクに乗ったら確実にハマるからです
これだけたくさんの場所で、楽しそうにバイクに乗っている人たちを見てきて
乗りたくならない訳がないです。
でも、それでもバイクに乗らないのは、
お金がない学生のうちは、バイクに乗ってそれにお金を費やすよりも、
とにかく色んなジャンルのレースを見て、色んな場所に行って、
色んな人に出会ってその人たちから話を聞くことが
今後もモータースポーツと関わりたい私にとって
それが一番自分の為になると思ったからです。
だから、いずれは乗ってみたいと思っています。
以上です!
モトクロス初観戦から1年という私にとっての節目で、
伝えたいことをつらつらと書いてみました。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます!
ではまた!
マレーシアへモトクロスアジア選手権を観に行ってみた ~レース編~
こんにちは!
今回のブログは前の続き!
(読んでいない方は是非こちらから読んで見てください↓)
マレーシアへモトクロス アジア選手権を観に行ってみた ~ブルネイのバイク事情とマレーシアへ行くまで編~ - モトクロス観戦初心者が覚えたことを書いていくだけのブログ
8月14、15日にマレーシアのクアラトレンガヌで行われた、
FIM アジアモトクロス選手権へ観戦に行ってきました!!
初海外レース観戦。しかもひとり。
かーなり心細いです。
ただ!今回唯一日本から参戦しているライダーがいると知り、
思わずFacebookでメッセージを送ってしまいました。
阿部公亮(あべこうすけ)選手です!
全日本モトクロスではIBクラスに出場しています。
岩手県出身、IBクラスで唯一、ヤマハの2ストで参戦しているそう!
今回が初海外、もちろん初海外レース。
パスポートもレース数週間前に取ったばかりだとか。
今回スポット参戦するアジア選手権では、一番上のMX2クラスに出場します。
私は、明日レース見に行きます!遊びに行きます!
ぐらいのメッセージを送っただけなのに、
なんと阿部選手が、コースまでの送迎、関係者パスまで用意してくださったんです。
そこまでしていただいて…本当に嬉しかったです。
また、MXINGの木田さんにもお世話になりました。
遠く日本から、アジアFIM関係者の方々と私を繋げてくださりました。
そういう経緯もあって、現地ではスタンさんに特にお世話になりました!
いつもいつも思いますが、本当に私は人に恵まれています!
ひとりで飛び込んだけれど、ひとりじゃなかったです。
感謝しきれません。
この場を借りてお礼を言わせて頂きます。
感謝です、ありがとうございます!!!
Thank you so much!!!
さてさて!
土曜日の早朝。
世界のハブ空港、マレーシア クアラルンプール空港から飛行機で約50分。
レース会場にほど近い、マレーシア クアラトレンガヌ空港へ!
このへん。
フライトが1時間遅れてしまったんですが、
レース関係者の方が到着口で私の名前を掲げてずっと待っていてくれていました。
(もうこの時点で嬉しくて泣きそう)
車に乗り込んで、いざレース会場へ!!
空港を出てすぐ、運動公園のようなものが見えてきました。
ここで、いろんなスポーツが出来るのかな?
かなり大きなスタジアムが見えます。
そんなことを思いながら車に揺られていると、5分ぐらいで着きました。
え、着くの早くない?笑
(感覚で言うと、神戸空港と神戸の特設コースぐらい近いです)
1時間も待ってもらったのに…
送迎してくれた方に到着が遅れたことを謝ると、
笑顔でノープロブレム!(問題ないよ!)って言ってくれたんです。
なんて良い人なんでしょう…。
モトクロスコースはその運動公園の敷地内にあります!
パドックの路面もブロックです。
土の上じゃありません。
そんな路面の上で普通にバイク走らせてウォームアップしてたりするんだから驚きです。
さてさて、まずはアベのパドックへ行きなよ!と言われたので、
早速お邪魔してきました!
はじめまして!
フロムジャパン 阿部公亮選手です!
モトクロス会場へは何度も足を運んでいるものの、
申し訳ないですが阿部選手のことは全然知りませんでした。
でも、すごくフレンドリーな方で、
私が来るやいなやオフィシャルの人たちに私を紹介してくださりました!
そして、その数分後にはオフィシャルの人たちに
「アベー!!シミチャーン!!」と大歓迎され、いきなりの集合写真。
阿部選手、言語の壁はあるけれど、頑張って英語を話されていて、
パドックにいるほとんどのライダーと喋ったよ!と、おっしゃっていました。すごい。
現地の人たちからも、かなり好かれているイメージを受けました!(*^^*)
そして、オフィシャルの人たちは、本当に優しい人たちばかり!
朝ごはん食べた?何か欲しいものない?など、常に気にかけてくれたり、
空き時間にはマジックを披露してくれたり、
私がパドックを歩いていたら、「シミチャーン!セルフィー!!」
って言って、会うたびにセルフィー(スマホのインカメを使った自撮り)を求めてきてくれたり。
もちろん、きちんとレースのお仕事もされています。
大らかな雰囲気のオフィシャルさんたちでした。いいなあ。
そんなこんなで、いよいよレースが始まります!
インターネットでは会場の情報すらゲットするのが難しく、
タイムスケジュールも見つけられませんでした。
なので、阿部選手に見せていただいたんですが…。
分刻み。
一日に20レースぐらいします。
(全日本モトクロスは一日に8レースぐらいかな?)
前の日のスケジュールは押しまくって
最後のレースが19時スタートだったそうです。
ちなみに今回のアジア選手権!
8月14日が第1戦、15日が第2戦、これで年間シリーズ終了です。
どういう事情があったのかは知りませんが、
アジアの選手権なのにこんな感じでいいんでしょうか。
きっと、これでいいんでしょうね。うん。
てなわけで、14日と15日、両方みっちりレースがありました。
MX65、MX85、MX Veteran、MX2の4クラス。
だいたい、年齢と排気量で分かれているみたい。
MX2クラスのスケジュールを例にあげると、
ウォームアップ走行が10分、Race1、2がそれぞれ20分+2周。
これが2日続きます。
レースがある前日も走行しただろうし、
なにせマレーシアの湿気の多い暑い気候。
(常に鈴鹿8耐の一番暑い時間帯のような感じ)
かなり身体に負担のかかるレースだったのではないでしょうか。
ちなみに。
クアラトレンガヌのコースは、平地にコースを作っていてオフビのような感じ。
でもオフビと決定的に違うのは、ジャンプの角度がえげつないこと。
(阿部選手のブログにコースの写真載ってます こーすけマレーシア大会DAY3|SUKEBLO)
最初飛んだ時はまえのめりになりそうだった!と、阿部選手もおっしゃっていました。
レースの前に、観客席へも行ってみます。
おそらく観戦料は無料。
だって…。
2車線道路のうち、1車線が完全に埋まってます。笑
通りすがりに、"あ、バイクのレースやってるじゃん"みたいな感じで、
適当に車やバイクを止めて適当に見て帰ります。
一応観客席はありますが、観客って言っても、
ほとんどがバイクにそこまで興味ない人たちに見えます。
おじちゃん、おばちゃん、親子連れ…。
"土曜日に近所でバイクが走るらしいから暇だし行こうかなー"
的なノリで行く感じ。
みんな熱狂的に見てるわけでもなく、ただぼーっと眺めてます。
観客席で見たかったけど、全部埋まってました。
小さい男の子が真剣にレースを見ていたのが印象的でした。
こういう子が将来バイクに乗るんだろうなあ。
なんかいいですね。
昼過ぎになると、かなりお客さんが増えていました!
さて、レースの方に移ります!
まずお昼前に10分間のウォームアップ走行がありました!が!
トップライダーは走らない!!
おそらく、暑い中レースをやるので
体力を消耗させないためにセーブしているんでしょう。
日本じゃありえないですね…。
ウォームアップを走っても、みんな軽く流しながら走っています。
そして、お昼13時ごろ、MX2クラスのレースが始まります。
アジア選手権と言っても、トップのライダーは
オーストラリアやグアムから来ていたりします。
あと、東南アジアでいうとタイの選手が多かったですね!
スタートです!!
2ヒートとも、とにかく速かったのがこの選手。
オーストラリア人のLEWIS STEWART選手です!(スチュワート)
すごく豪快な走りをします。
こちらはグアム出身のSEAN LIPANOVICH選手。(リパノビッチ)
身長が低く、他の選手に比べると不利なんですがそれを見事にカバーしてます。
アメリカのレースにも出て、いい成績を残しているみたいです。
ゼッケン1、タイのARNON THEPLIB選手!(ターボ)
ホンダのワークスライダー扱いになるんですかね。
バイク型落ちだったけど…(><)
タイ出身のCHAIYAN ROMPHAN選手!(チャイアーン)
タイ選手権はレベルが上がっていると聞きますが、その通りだと思います!
東南アジアのモトクロス、アツいです。
トップ5ぐらいの選手は、ウォームアップ走行の走りからは想像もつかないぐらい速かったです。
コーナーリングがアグレッシブすぎて砂煙の量がすごい…。
国によって性格が出るというか、
暴れるバイクをコントロールしながら走るライダーもいれば、
すごく綺麗な乗り方をするライダーもいたりして、
全日本のレース以上に三者三様の乗り方をしていました。
これは阿部選手も言っていました。
阿部選手はヒート1が13位、ヒート2が8位となりました。
ヒート2の8位は価値ある8位だったと私は思います。
トップ5台ぐらいは本当に速くて、でもそこに
食らいついていっていった阿部選手の走りに、見ていて感動しました。
あんなに感動したレースは久しぶりかもしれません。
そんなこんなでアジア選手権、正直ゆるいなあと思っていたけれど、
レース自体は想像以上にレベルが高い!!
ジャンプセクションがコースの内側にあった上、
コースレイアウトの関係か立ち入り禁止区域が多く、
ほとんど一か所からしか見ることが出来なかったのですが
それでも、日本との違いをこの目で見ることが出来ました!
そして、レース終了後、表彰式!
謎の白いテントの中で行われます。
はい。
レース表彰式兼お茶会です。
これ、河村選手のブログで見たことあったんですよ…。
レース終わって、汗だくのウエアのまま
コースの隣にあるこの会場へ向かい、お食事を頂きながら表彰式を見ます。
選手全員参加です。
私もスタンさんの計らいで特別に参加させていただきました。
ありがとうございます!
今回はクアラトレンガヌの王様も来られていて、
テレビカメラもたくさん来てました。
レースは映ったのかな?
各国の速い選手たちとテーブルを囲んでお食事しながら表彰式を見る。
レース直後なので、選手はめちゃくちゃお疲れな感じでしたけどね。
なんともシュールな光景。
痛恨のミス、ピンボケです。ごめんなさい…
これも日本にはない文化です。
おもしろい!!
独特のゆるい雰囲気とレベルの高いレース。
アジア選手権、また来たくなりました!
日本人もっと参戦してくれないかな。
これ以外にも色々感じたことがあったんですが
見るもの全てが目新しくて書ききれない!!
本当に行ってよかったです。
最後になりましたが、阿部選手をはじめ、
たくさんの方々にお世話になりました!
ありがとうございます!!
留学期間にレースを見に行くシリーズ、続くのでしょうか。
次あるか分かりませんが、楽しみにしていてください。
ではまた!
マレーシアへモトクロス アジア選手権を観に行ってみた ~ブルネイのバイク事情とマレーシアへ行くまで編~
こんにちは!みなさんお久しぶりです!!
私事ですが、日本を離れてもうすぐ1か月です!
今、私が留学しているのは東南アジアのブルネイ・ダルサラーム国。
英語とマレー語が入り混じっていて、
土地の大きさは、だいたい三重県サイズの小さな国です。
国王が国を治めていて、あちこちで国王の姿を見ることが出来ます。
街のお店や、それぞれの家庭にも
このように国王と王妃の写真が飾られています。
ここには載せられませんが、ブルネイのお金にも全部国王の肖像画が描かれているんです!
国王の本。
イケメンです。
ところで東南アジアって、原付スクーターに家族4人ぐらい乗っていたり、
日本じゃ考えられないぐらいたくさんのバイクが走っているイメージですよね。
でも、この国は違います。
バイクをほとんど見かけることがありません。
街の歩道は所々途切れていて、道路は日本の高速道路のような感じ。
そうです。車社会なんです!
この国の人は概ね金銭的に恵まれている人が多いです。
税金、医療費、教育費などが無料なので、
自分の娯楽にお金を費やすことが出来るのです。
じゃあ色んな種類のバイク持ってるんじゃないの?
そう思いますが、違うようです。
ブルネイ人はクーラーがとにかく大好きで、
(寮の共同ルームでクーラーの設定温度を見ると17度に設定してあったりします。寒い。)
暑い中バイクを走らせるよりかは車で快適に移動するのが良いみたい。
車をたくさん持っていることがステータスのようにも感じられました。
聞けば、国民あたり1台以上車を持っている計算になるそうです。
そういうわけで、バイクがほとんど走っていないのです…。(;д;)
今までブルネイで見たバイクは
宅配のバイク数台と、街乗りバイクを5台ほど。
そして驚いたのが、ほとんどがヤマハのバイクだということ。
ファストフード店にて。
関係ないですが、ここのキャラクターがアンパンマンのドキンちゃんに似ていると自分の中で話題です。(友だちには全否定された)
日本だと、ホンダのバイクが多いイメージですけど、こちらはヤマハなんですね。
バイクのメーカーの看板は今のところヤマハしか見ていません。
あと、タイヤメーカーでいうと、ブリヂストン。
この2メーカーをこちらではよく見かけます。
さてさて、そんな私の留学国事情。
車がないと買い物にも行けない、バイクが走っていない…
日本で、毎週末時間があればモトクロスコースへ遊びに行っていた私、
この状況に一年間耐えられると思いますか?
…そうですね。早速耐えられませんでした。笑
兼ねてから、留学中に東南アジアのレースを見に行こうとは思っていました。
自分の将来のため、日本以外のレースを見たい。
ただ、この間モトクロスのアジア選手権のことを調べたところ、
直近のレースが1週間後だということが分かりました。
モトクロスコースは山の中にあることがほとんどなので、
空港からコースまでの交通手段を探すには少し時間が足りないなと思い、諦めていました。
それに、また留学期間中にどこかでレースあるでしょ…と。
でも、先週の木曜日に、ある方のFacebookでのコメントをきっかけに
再びアジア選手権のことについて調べ直していたところ
私にとって衝撃的事実が発覚するのです。
今週末のアジア選手権、
空港からコースまで約2km
え、なにこれ、歩いて行けるやん。
うわどうしよ…行きたい!!!
いつもならここで行動開始ですが、ここはブルネイ。
レース会場はマレーシア。
一晩寝てから考えることにしました。
が!
もう私の頭の中は「レース行きたいモード」に切り替わっていて、
興奮しっぱなしで全然寝れませんでした。
ベッドに寝転がる→起きる→一眼レフの充電し始める→
ベッドに寝転がる→起きる→パスポート取り出す→
ベッドに寝転がる→起きる→パソコン付けて飛行機の時間調べる…
これ、話盛ってません。
寝ようと頑張ったんですが、身体が言うこと聞かなくてああもうだめだと思いました。
本当、子どもですね。
それでも無理矢理自分を寝かせて、
翌日の金曜日、朝6時起床。(ほとんど寝てない)
心変わりはしていません。
ただ、車がないと最寄りの空港へは行けないので
まずそこまでの交通手段を確保して
きちんとスケジュールを組んでから行く。
それが出来なければ行かない。
そう自分の中で決めました。
朝8時、現地の友だちに片っ端から連絡しまくって
何とか最寄り空港まで送ってもらう話が付きました!
ほんと、今考えたら迷惑な話ですね。
しかもブルネイの金曜日は祝日ですからね。
空港まで私を送ることになった私の友だちに
「突然マレーシア行くってどういうこと!?あなたクレイジーなの!?」
って言われましたけどね。
でも、私はここで行かなきゃ後悔しそうな気がして、ものすごく必死でした。
(もうしません、ごめんなさい)
空港までの交通手段が確保されたので、
そこから飛行機のチケットを取って、ホテルを予約しました。
スケジュールも、ギリギリでしたがちゃんと組んで準備完了。
そして金曜日のお昼すぎ、私はブルネイを旅立ちました!
※初海外旅行
※しかも一人旅
まだまだ続きます。
鈴鹿8耐2015 ブリヂストンリポーターに選ばれて その1!
とにかく暑かった!全日本エンデューロ選手権@プラザ阪下
こんばんは!
全日本モトクロス神戸大会が終わってその次の週。
7月12日、日曜日。
このタイヤセクション。
石戸谷選手!
Nクラスでエントリーだったんですが、キレッキレの走りでした。
大臣さんのおっしゃったことを一言にまとめるとするならば、
「レースを走ってる時に、後半ブログのことしか考えてない」
レースをするからブログを書く
のではなく、
ブログを書くためにレースをしている
んー、なんとなく分かる気がしますね...
最後に、留学へ行くならブログ更新できないから、
とブログタイトルに付け足したらどうか、とのアドバイスを頂きました。
検討します!
第一コーナーが狭いので、かなり混戦になります
ファイナルクロス IBクラスを制したのは、なんと沼田誠司選手!
C-Wクラス。楽さん優勝です!
いやもう本当にホタテキャップ被ってる人多かったです。
エンデューロ界での勢力半端ない。
WOMENSクラス
IBクラス
前橋孝洋選手が抜群の安定感で優勝!
初参戦、沼田誠司選手は2位でした。
次は確実に優勝狙ってます。
3位は村上洸太選手でした。
白熱のシャンパンファイト!
今回は残念ながら2位だった釘村忠選手。
転倒が響いたようでした。
3位の矢野カズト選手!
早着ペナルティが惜しかったですね…(>_<)
さてさて、長くなりました。
初めてのJEC、暑くて熱中症になりかけましたが
初開催!スーパーモトクロス in 神戸エアポート!
モトクロスっておもしろいな!って思ってくれる人がいたら嬉しいですし、
一年間海外へ留学するので、私はしばらくモトクロスから離れることになりますが
また一年後、全日本会場に戻ってきます!!
こんなこと言いながら来年はモトクロス熱冷めてるかもしれないですが!
(嘘ですよ!)
皆さんも、モトクロス観戦楽しみましょう!
最後になりましたが、この大会をつくってくださった全ての関係者の方々へ。
思い出に残る大会をありがとうございました!!
感謝です。
留学前、私の全日本モトクロス観戦は今回で最後ですが
まだまだ7月は二輪レース目白押し!
ぎりぎりまで、行っちゃいます。笑
ではまた!
今回撮影した写真はこちら!
使用、保存ご自由にどうぞ!